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Paludarium Project プロローグ編

自然を感じる景色を生態系と共に構築し、ガラスの容器の中で表現するnature aquariumu それと同じ様にして自然を切り取り楽しむパルダリウムと呼ばれる世界があります。 今、流行の苔を主体として楽しむコケリウムや植物と生体を共存させたビバリウム、植物をメインに水辺と陸で構成されたアクアテラリウム、陸地だけで構成されたテラリウム…それら全てを総称してPaludarium(パルダリウム)と呼ばれています。   思い返してみれば私はガラス容器の中で無意識に植物を楽しんでいた様に思います。ガラスの器は同じ空間の中であってもガラスの中で独自の環境を作り出す事ができます。透明である事から輪郭によって仕切られる事も無く、自然から切り取りそこへ貼られているかの様な錯覚を覚える事が出来る。 昔からアクアテラリウムやビバリウムの世界は知っていましたが、それらは爬虫類や両生類などを楽しむ手段なのだと私は分けた価値観を抱いていた様に思います。数年前たまたま情報誌のアクアライフでパルダリウム特集を組まれていて、そこで目にしたヨーロッパのパルダリウム事情を知り、今までの概念が一気に変わった様な気がしました。冬が長く日照時間も少ないヨーロッパにおいて、春の訪れや太陽の光、それら生命の息吹をとても大事に感じとっている様に思います。寒くて暗い季節の中であっても家に帰ると部屋の中に植物がある。それは絵画を楽しむ文化とも重なり癒しとしてARTとしてパルダリウムを身近に楽しんでいるのだと私は感じました。 そんな概念を持ちはじめた頃、とても魅力的なシダ植物に出会いました。その名はBlechnum obtustum var .obtustum(ブレクレナム オブツサタム ver オブツサタム)名前が長いのでオブオブと皆さん呼ばれています。ニューカレドニアに自生している陸上性のシダですが、水が大好きであることから水分と湿度が育成時の絶対条件となります。温度も15℃以下にならない様に気をつけなくてはいけません。しかしそれらの条件さえ守ればとても丈夫でグングンと成長をしてくれます。9月に後先考えずにお迎えしてしまったオブオブをストック用として水上育成していたニューラージパールグラスのテラリムへ植え、それらしく楽しんでいました。そして2ヶ月後…葉の数が増え、新しい葉は大きく広がり

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